分子型IPMNにおける10mm以下の内部結節
分子型IPMNをフォロー中に、どのような所見が見つかれば手術適応と判断しますでしょうか。私は、迷うことが多いです。いまのところ、フォロー中の症例の変化を見逃したために手術時期を逃したことはありません。 ...
胆膵内科医も関わるHCCの話 〜放射線治療を中心に〜
時に閉塞性黄疸の原因となる肝細胞癌ですが、肝臓専門医の数は多くはないようです。そのため、総合病院では消化器内科医が診療に当たっているのではないでしょうか(多くは消化管の医師が兼任で、または胆膵の医師が ...
膵臓癌に対する免疫療法
皆さんは、膵臓癌に対する免疫療法にどのようなお考えをお持ちでしょうか。私の患者さんへの対応や、現状の免疫療法について2つの論文を紹介してみます。 免疫療法は、ざっくり言えば人体から取り出した免疫細胞( ...
EUS-BDの成功率と偶発症に関するメタアナライシス
先日EUS-BDとERCPを比較した論文を紹介しましたが、今回はEUS-BDのこれまでの報告をまとめたメタアナライシスになります(EUS-BDとERCPを比較した論文を紹介した記事)。この研究では、2 ...
悪性胆道狭窄に対するドレナージの第一選択は? 〜ERCP or EUS〜
2020年に報告された、悪性胆道狭窄に対する5つの報告のシステマティックレビュー/メタアナライシスです。結論は難しいものではありません。「技術的また臨床的な成功率は同等、偶発症は膵炎はERCPに多いが ...
ERCPとEUSの教育の指標
皆さん、専攻医やヤングスタッフの教育について悩まれるでしょうか。自分の教育方法が、ベストとはいかなくてもベターと言えるのか、私は時々考えています。 胆膵内視鏡の教育について、医中誌ではHITしなかった ...
IPMNからの発癌経路
今回の紹介は、直接臨床に関与するものではないですが、IPMNの発癌経路の新たな発見の内容です。元々IPMNは、それ自体が全体として癌化していくSequential type、IPMNに関係のない膵実質 ...
胆石性膵炎の論文 Lancet2020
皆さんはこの論文読まれましたでしょうか。オランダで行われたRCTです。ざっくりと言えば、「胆石性膵炎に対して緊急ERCPは予後を改善しなかった」というものです。一見すると、ERに来た患者の対応が変わり ...
