外傷性膵損傷① 〜医中誌の報告を中心に〜

2021年7月10日

膵臓が割れた時の内視鏡の役割はどうでしょうか。

頻度が高いわけではありませんが、時折外科からコンサルトされることがあります。
皆さんの施設ではどのように対応されますでしょうか。

まずは膵損傷の分類、治療、予後の概略を提示します。

外傷性膵損傷

内視鏡の出番は、主には膵液漏のあるⅡ型〜Ⅲa型で、sickでなければ主膵管損傷のⅢb型まで出番がありそうです。
予後は中々に悪いですね。。
日本では、銃創や裂傷より、やはり鈍的なとくに交通外傷が多いですね。
その日本の内視鏡治療の現状を医中誌で検索してみました。

外傷性膵損傷

case reportのまとめなので、当然publication biasなどが入りますので、そのような眼でご覧ください。
Ⅱ型とⅢa型がなく、Ⅲb型だけの報告です。死亡した例もないのでやはりpublication biasが強いですね。

外傷性膵損傷に対して、内視鏡で介入することで手術を回避できる症例はありそうですね。

次の記事で、当院の実例や、内視鏡はERCPなのかEUSなのかを提示していきたいと思います。