
胆管癌の断端陽性が術後生存期間に与える影響
Tis〜T2までの胆管癌においては、断端陽性は術後のハードアウトカムに影響するという論文です。以前に紹介した論文(胆管癌の断端CIS陽性に対する見解)とほぼ同じ結果/結論でした。今回の論文では、「断端 ...

介護度が高い65歳以上の患者さんへの人工呼吸器開始の是非
侵襲度の高い治療をする際、長期的視野に立ったとき、本当のこの患者さんのためになっているのだろうか?これが自分の親ならどうするだろう。。こんな思考は日常的にあります。この問題に、私たち医療者と家族で意思 ...

臨床知識の寿命(ガイドラインの寿命)
このテーマ、ちょっと気になりませんか。私は後期研修医〜総合内科チーフレジデント〜消化器ヤングスタッフの頃に、患者さんを総合的に診療できるような勉強に励みました。しかしシニアスタッフとなり胆膵内科医の専 ...

特殊な胆管炎
急性胆管炎では、ほとんどが胆石か癌ですよね。でも今回ちょっと特殊な経験をしたのと、あとは免疫チェックポイント阻害薬の使用機会が増えてきており、それにより胆管炎が副作用(irAE)として起こることも知り ...

PPIと耐性菌
皆さんはPPIをどのようにお使いでしょうか?胃潰瘍や逆流性食道炎においては使用期間の目安が添付文書に記載されています。しかし漫然と投与しちゃうことってありませんか?難治性や再発性の逆流性食道炎や消化管 ...

胆石性膵炎の論文 Gut2023
2020年にLancetにAPEC studyが掲載されました(APEC studyに関する記事はこちら)。そのstudy終了後、そのまま連続してAPEC-2 studyが行われました。この試験は、重 ...

無症状総胆管結石の方針
皆さん、無症状の総胆管結石はどのような方針で診療していますでしょうか。日本消化器病学会の胆石症ガイドラインによれば、質の高いエビデンスはなく、推奨も弱いとしながらも、総胆管結石は無症状でも症候性になる ...

高齢者高齢者の膵臓癌に対するNab-Paclitaxel Plus Gemcitabineの至適容量
予後の悪い膵臓癌、皆さんはどのように治療されていますか。若くして膵臓癌に罹患される方もいて、強力な治療でも何とか手術に漕ぎ着ける、QOLを維持しながらも予後を伸ばすということに尽力されているのではない ...

胆嚢摘出術における胆管損傷〜とくに再建術後の胆管狭窄〜
