
胆管炎ガイドラインの正確さ
ちょっとおもしろい論文を見つけました。日常診療に追われているといつの間にか忘れてしまうこと、ガイドライン通りに診療すれば大丈夫という思い込みのようなもの、そこからふいに我に帰るような感覚をくれた論文で ...

急性胆嚢炎における内視鏡的胆嚢ドレナージ術の困難classification
皆さん、急性胆嚢炎の内視鏡治療(呼称:ETGBSやERGBD)してますか。難しいですよね。今回の論文の中で紹介されていた別論文のメタアナリシスデータですが、成功率は83%だそうです。今回紹介する論文の ...

10mm以下の膵臓癌に対するERCPの有用性
胆膵内科医/内視鏡医が早期発見に力を入れている膵臓癌ですが、それは小さいうちに発見しないと圧倒的な予後の悪さを見せるからですね。 膵臓がんの多くは切除不能な段階で発見され、5年生存率は3%程度と予後不 ...

病理学的完全奏功(pCR)後の予後

胆管炎に対する抗菌薬は軽症または中等症ならばERCP翌日まで
皆さん、胆管炎でERCPを成功させた後、抗菌薬をどのくらい使いますか?もしくは何を基準に終了しますか?今回の論文は、「80歳以上の高齢者では注意が必要だが、軽症か中等症であればERCP当日を含めて2日 ...

どういう構図の研究か分かりますか?

非切除膵癌における19G FNB針のゲノムプロファイリング検査に対する有用性
まだオンラインにはなっていませんが、アクセプトが決まった論文を早めに頂く機会がありました。19G FNB針は胆膵の現在のトピックの1つであり、先月にはがん研究センター中央病院の、後ろ向き研究の論文を紹 ...

EUS-FNBにおいて19G針はゲノムプロファイリング検査に有用である

高齢者に対するGnPの安全性

胆管癌の断端CIS陽性に対する見解
15年ほど前から、胆管癌は、遠位も肝門部もCIS (carcinoma in situ) の断端陽性なら、陰性と比べても予後が変わらないという報告が散見されるようになりました。それらをまとめたRevi ...