今月の論文紹介,医療

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胆石は高齢になるほど有病率が増え、保有してから時間が経つほどに有症状となる確率が上がるとする報告もあります。つまり急性胆嚢炎は高齢者に多いため、治療の第一選択である胆嚢摘出術は非適応になってしまうケー ...

2021年12月22日今月の論文紹介

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2021年12月22日

私が膵癌治療に関わるようになった数年前は、殺細胞性の抗癌剤を順番に使用していくことが主流でした。しかし近年は、癌細胞の遺伝子変異を調べることで、その人の癌固有の治療選択肢が追加できる可能性がでてきまし ...

2021年10月30日今月の論文紹介

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2021年10月30日

EST後出血に関しては、毎症例ごとに不安がよぎりませんか?高齢社会になって抗血栓薬を使用している症例も増えていると言われています。2017年夏にはDOACに対して内視鏡学会ガイドラインの追補が出ました ...

今月の論文紹介

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今回は3つの論文で、腸球菌の伝播能力についてご紹介したいと思います。(文献①、文献②、文献③)言いたいことは1つだけ。環境表面だろうと腸管内だろうと、掃除しなければ腸球菌は数ヶ月間定着します! これら ...

2021年10月10日今月の論文紹介,医療

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2021年10月10日

先月は、抗菌薬投与期間は短縮可能という論文をご紹介しました。今回は、広域抗菌薬の使用を限定できる可能性がある論文です。 この論文では、胆管炎の起因菌が、初療時に投与した抗菌薬に耐性であったとしても、2 ...

2021年9月8日今月の論文紹介

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2021年9月8日

化学療法の減量はどうしていますでしょうか。減量を要する症例数のデータを採っているわけではないのですが、減量を要する症例の方が多い印象を持っています。しかし容量調整の効果に関する研究は少数であり、主治医 ...

今月の論文紹介,医療

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胆管炎のガイドラインであるTokyoGuideline2018(TG18)によれば、GPCによる菌血症においては、感染性心内膜炎のリスクのため2週間の投与を推奨するとされています。皆さんはどれほど厳密 ...

2021年9月1日今月の論文紹介,医療

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2021年9月1日

皆さん、胆管炎に対する抗菌薬の治療期間はどう決定しているでしょうか。胆管閉塞を解除しているかしていないかで方針を変える必要がありますが、ここではERCPなどで閉塞を解除した症例を想定しています。 この ...

2021年8月6日今月の論文紹介

IPMN

2021年8月6日

分子型IPMNをフォロー中に、どのような所見が見つかれば手術適応と判断しますでしょうか。私は、迷うことが多いです。いまのところ、フォロー中の症例の変化を見逃したために手術時期を逃したことはありません。 ...

2021年7月10日今月の論文紹介

放射線治療

2021年7月10日

時に閉塞性黄疸の原因となる肝細胞癌ですが、肝臓専門医の数は多くはないようです。そのため、総合病院では消化器内科医が診療に当たっているのではないでしょうか(多くは消化管の医師が兼任で、または胆膵の医師が ...