胆汁培養から腸球菌が検出されるリスク因子および腸球菌性胆管炎の予後

腸球菌が胆汁培養から検出される予測因子は、”年齢71歳以上、免疫抑制状態、EST既往、および胆道ステント留置術の既往”でした。別の既報でも上がっているような因子ですね。やはりこのあたりの因子は重要なのでしょう。
予後ですが、腸球菌群では、抗菌薬のスペクトラムを外してしまう症例が多く観察されました。
アウトカムは、短期再発率が腸球菌群で高かったことようです。それを除けばアウトカムに差は認められませんでした。重症患者に限定すれば、短期再発のアウトカムでも有意差は認められなくなりました。
結論は「腸球菌による胆管炎患者は、急性期は乗り切れるが短期再発しやすかった」です。
腸球菌が検出されやすい4因子を持つ場合は、腸球菌もカバーできるようなペニシリン系やニューキノロンを検討してもいいかもですね。ただし、スペクトラムを外してもハードアウトカムへは影響しなかった点に留意です。







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