RJチップス第1回 言葉の定義を知るとその論文の研究デザインがイメージできる話
まずはどんな学問でも避けては通れない、ことばの定義です。
定義って重要で、臨床研究をやる際にはMethodに必ず記載します。例えばポリペク後出血。ESD後?EMR後?、どうやってそれを確認した?(CT?内視鏡?)、いつまでの出血?(3日後まで?1週間後まで?)
言葉を定義しないと、その研究を正しく理解できず、臨床へ間違えた形で持ち込んでしまうことにもなります。そのため、重要な言葉は定義を知ることが大事なんです。
皆さん感想は?
大丈夫です、私も初めて見たとき「ん?」でした笑
人間、悪いことでなければ何をしてもいいんです。1人焼肉、1人カラオケ、奇抜なファッション、他人の評価から脱却することが本当の自由です。統計も、恥ずかしがらずに今から一緒に勉強しましょう笑
さて、比は直感的にわかりやすいです。分母に含まれないもの同士の比較です。
割合と率が、日常的には同義で使っているためすーっと理解しましたとはならないと思います。
ポイントは、スライドにも出てきました「割合は、分子が分母に含まれる」です。いわゆる打率ですが、正確には打割合で、打った打席/立った打席です。時間的概念はなく、単位は%です。「率は、分母が人年(人月でも人日でもいい)」です。単位も、分母が人年なので%ではありません。例えばレギュラー9人の楽天イーグルスのバッターを追跡しましょう。引退や移籍があり、それぞれのバッターの追跡できる期間はバラバラです。そこで分母を人年にして、分子が合計何本打てたかです。
私は、打割合はバッター個人の成績、打率は選手育成能力としての監督の成績として評価できそうな違いをイメージできました。
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