脾臓の腫瘤

2022年6月9日

皆さん、脾臓の腫瘤を見つけてどうされますでしょうか?
消化器をやっていればCTを撮る機会も多く、偶発的に見つけることも多いのではないでしょうか。

臓器としての専門科は血液内科でしょうが、必ずしも鑑別全体に精通されていないこともあり、自分でも勉強したいと思いまとめることにしました。。

こちらの書籍を参考にさせて頂きました。

通読して頭に入れるのは私には無理でしたが、画像的特徴を調べたいときにかなりお世話になっております。
最近、数年ぶりに第2版が出ました。画像をクリックすれば楽天市場に飛べる様にしておきます。

ではさっそく、この本からの抜粋としてまとめておきます。

脾臓の腫瘤をまとめるに当たって、ポイントがあります:
①びまん性である
②限局性である
③嚢胞性である
④T2は低信号である
⑤多発である
⑥石灰化がある

これらの特徴で鑑別範囲が絞れるので、脾臓の腫瘍を見たらまずこの6点を見つけて欲しいと思います。







こんな感じで、見つけるべき所見が分かれば少しは脾臓への抵抗感が薄れるんじゃないでしょうか。

以下には個々の疾患の特徴をまとめておきます。

限局性腫瘤

脾臓の腫瘍を見つけたら、
①びまん性
②限局性
③嚢胞性
④T2低信号
⑤多発
⑥石灰化
、これらを見つければ鑑別が絞れていくんですね。

2022年6月9日

Posted by ガイドワイヤー部長